四季工房のいまを伝えるコミュケーション情報誌

株式会社四季工房 おりじんvol.3~vol.5

四季工房を読む

「おりじん」は、四季工房とお客さまをつなぐ季刊誌です。 普段はお伝えしきれない四季工房の家づくりにまつわるエピソード、エコロジーで豊かな暮らしを叶える新しい試みの紹介、そして、四季工房の家にお住まいの皆さまに役立つ情報などをお届けしています。

おりじん バックナンバーのご紹介

orozin
季節の移り変わりをお届けする 【ゆいの郷から シリーズ3】 自然の中で育ち自然の中で成熟する大切さ

 日本の秋の田園風景と言えば、稲穂を刈り取った後、そのまま田んぼで天日乾燥する、はざ掛けがあげられます。 自然の気候にさらし、ゆっくりと、水分を抜いて天日乾燥させたお米はちょうどよいだけの水分を蓄えて、私達に届きます。こうしたお米には独特の甘味と粘りが残り、炊いた時によい香りがします。 反対に、急激に機械乾燥させてしまったお米は艶や食感の点で、天日乾燥米に劣る気がします。 乾燥の仕方による違いは、木と共通するものがあるのかもしれません。 切り倒したその場で葉を付けたまま、天日乾燥させた木はゆっくりと水分が抜けてゆき、色艶が美しく馨しい。 一方機械でいきなり強制乾燥させた木はパサパサと元気なく見えます。 米も木も、どうせ選ぶなら、適度な艶や粘りを残す天日乾燥したものがいい。はざ掛けは、手間と時間を掛けてお米をつくり上げている証拠の光景です。ですからはざ掛けを見ると、「ああ、この地のお米はきっと美味しいに違いない」と思い、車を停めてどこか食堂に入ってみたくなるのです。

vol4
季節の移り変わりをお届けする 【ゆいの郷から シリーズ4】 ストーブを楽しむために自分達で薪づくり

 本物の炎が見える、薪ストーブ。自然のリズムでゆらゆらと揺れる炎はいつまで見ていても飽きることがなく、ゆったりと癒される気持ちになります。薪がパチパチとはぜる音も、無垢の木が燃える芳しい匂いもいい。 そんなストーブのある暮らしには誰もが憧れますが、薪を調達するのが一苦労。買いに行くのも大変だし、普通に買うとコストも安くないので、一冬の薪代はばかになりません。 四季工房には、OBの方々が自ら薪をつくる「薪ストーブの集い」があります。丸太をカットし、薪割りするという作業を、希望者のユーザー自らが担う。考えてみれば、次から次へ灰になってしまう薪をわざわざ買ってきて火にくべるというのも、ぜいたくな話。古来、火を焚くための薪は家の周りで切った木を利用するのが当たり前だったのですから、今、ストーブで燃やす薪を自分達でつくるのはスローライフの理にも叶う、素敵な発想です。 里山の風景が広がるゆいの郷の自然に触れながら、OBの仲間と薪づくり。 自分で割った薪の炎が揺れるストーブは、いっそう愛着が湧くはずです。

vol5
季節の移り変わりをお届けする 【ゆいの郷から シリーズ5】 日本の古民家空間でここだけの味、おもてなし

 四寧工房の経営方針の一つが「真心を添えたサービスを提供する」こと。 常におもてなしの心でお客織に接し「満足」を題えて「感動」を覚えていただきたい。感動は想定された以上のサービスがなければお届けできない。 そんなポリシーの拠点になっているのが「四季ゆいの郷」のセンターハウス。 古民家を修復した建物で、体験宿泊のお客様や、「日本の木の祭り&感謝祭」へお招きした方に、食事をしてもらう。 郡山で割烹店を営んでいたシェフ夫妻が用意してくれるのは、地のもの、句の素材を丁寧に料理した心づくしの味。 ほっとするこの空間での食事は、どんな高級料亭やレストランとも違う。他では決して味わえない、四季工房だけのおもてなしの心に満ちている。 火鉢では鉄瓶が静かに湯気を上らせ、土問には薪ストーブが燃えている。外はまだ寒いけれど、ここには温かな、懐かしい時聞が流れる。 初めて来たのに、久しぶりに訪れた親戚家族に、笑顔で迎えられたような心地よさ。ゆいの郷で感じる温かさと懐かしさは、もしかすると現代人が失った、「家族の絆」への郷愁なのかもしれない。